6月は宇都宮の東に位置する「飛山城跡」へ
宇都宮の東側といえばLRTの開通で人気度・知名度が上昇中。
時代を体感できる、隠れたスポットと名店をご紹介します。
【鬼怒川と街を望む城跡/飛山城史跡公園】
鎌倉時代末期、宇都宮氏の家臣、芳賀高俊によって築かれたと伝えられる飛山城。
鎌倉時代から戦国時代の終わりまでの約300年間の歴史に一度は幕を降ろしましたが、昭和52年(1977)に国史跡に指定、平成17年(2005)に飛山城史跡公園として姿を変え、現代に復活しました。
◯公園入口には堀と土塁
深く掘られた「堀」と高く盛られた「土塁」は、攻め入る侵入者を阻む重要な役割がありました。
木橋を渡り、園内へ入ります。
園内は整備された道と、木々が作ってくれる木陰によって気持ちよく歩くことができます。
堀に架かった土橋や大手門を眺めながら散策すると中世堀立柱建物へたどり着きました。
発掘調査を基に復元されており、当時の面影に触れることができます。
発掘調査の結果、将兵の詰所だったといわれています。
◯見どころポイント
更に西側へ歩くと市街地と山々を見渡せる絶景ポイントに到着。
視界が開けた絶景ポイントからは、川面が太陽の光で輝く鬼怒川に、男体山を始めとする栃木の名だたる山々を見渡すことができます。冬になり空気が澄んでくると南西側に富士山も見られるように!
飛山城史跡公園 とびやま歴史体験館
住所 | 宇都宮市竹下町380-1 |
開門時間 | 9時〜17時 |
TEL | 028-667-9400 |
Web |
【趣ある古民家で餅料理/道場宿 おもち茶屋】
飛山城史跡公園を後にし、北上すること車で約5分。左手側に佇むのが今回の食べどころ「おもち茶屋」
古民家を利用したお店は外観もさることながら内装にも深い趣が。食事前に店内を見学させていただきましたが、刺繍の絵画や木彫りの化粧台などひとつひとつの装飾品に目が奪われます。
花の模様が丁寧に彫られた化粧台
◯つきたてのお餅を使った料理
今回注文したメニューは「おもち御膳」と「本日のごはん」
・おもち御膳
チーズいそべ焼きときなこもちをメインに、揚げ出し雑煮、うどんに、あんみつとボリューム満点。様々なおもちを味わえて大満足間違いなしです。
・本日のごはん
日によって変わる今回の「本日のごはん」は鶏みぞれ煮。お肉はサッパリとした味付けで美味しく、お米の甘さを引き立てます。
茶わん蒸しをひと掬いすると中にはおもちが。卵地に包まれたおもちは柔らかく優しい味わいです。
おもち茶屋
住所 | 宇都宮市道場宿町1241 |
営業時間 | 11時半〜15時(L.O 14時) |
TEL | 028-670-5453 |
【昭和レトロな隠れ家カフェ/喫茶 clover】
個性あるお店が集まる光ヶ丘団地。その中でも昭和のノスタルジックな空気感と美味しい食事やスイーツが楽しめる「喫茶 Clover」
店内には昔懐かしいチェック柄の床やキャラクターの小物たち。
◯予約限定のシフォンケーキプレート
今回は一番人気のカウンター席の隅にて、予約限定のシフォンケーキプレートをいただきました。
ふわふわのシフォンケーキとこれから咲き誇りをみせる紫陽花のゼリーはどちらも絶品。
シフォンケーキは甘いバニラアイスを添えても、酸味あるベリーソースと合わせても◎。
紫陽花ゼリーはカウンターに差し込む日の光に当て、キラキラと反射する様子を見ながら食べることで目でも楽しむ事が出来ます。
喫茶Clover
住所 | 宇都宮市氷室町1041-49 |
営業時間 | 火・水 10時~14時 金・土・日 10時~17時 |
TEL | 080-4373-0968 |
インスタグラム |
〜 タイムスリップのひととき 〜
鎌倉時代が始まりとされる飛山城・大正時代に建築された古民家で食べるおもち料理・昭和の小物で彩られた喫茶店と、まるでタイムマシーンに乗って旅をしたかのような紹介となりました。
いま、LRTの開通によって注目されている清原地区へ小さな旅をしてみてはいかがでしょうか。