3つのメディアで情報発信
シニアが望む情報発信
文字の大きさや紙面レイアウト、使用フォントの種類、配色…など、年齢を重ねるに従いその時々で感じる「にくさ」があります。
例えば、誰もが高齢になると近くが見えにくくなる「老眼」の症状が現れ、小さな文字は読みにくく、明るい日の光の中では裸眼で問題なく読めていた文字も、光量の少ない場所ではクリアさを失い、数字の8と6など形の似ている文字の判読に自信を失う事もしばしばです。
我々は「シニアに快適なことはシニア以外の人たちにも快適である」と考え、レイアウトや文字の大きさ、視認性の高いフォントを使うなどUCD(ユニバーサルコミニュケーションデザイン)の考えを基本に「印刷物+デジタル」をデザインしています。
誰にでも「見やすく、わかりやすく、伝わりやすく」デザイン
ヒビコレうつのみや編集室と株式会社みやもとは、読みやすさを科学的に分析しているユニバーサルコニュニケーションデザイン協会の賛助会員としてこの活動を推進しています。
91%のシニアが読みやすいと感じる紙面
ヒビコレうつのみやの紙面
ヒビコレうつのみやを読んでいるシニア60名にアンケートをとったところ、91%の方が一般的な広告よりもヒビコレうつのみやのデザインの方が「読みやすい」と回答。
シニアが必要としていること
ヒビコレうつのみやはシニアと家族が楽しむことのできるコンテンツの充実と併せ、ヒビコレ文化教室で得られるシニアのリアルな声を3つのメディアに反映させ、シニアマーケットの開拓に努めています。
ヒビコレうつのみや編集室が独自に行ったアンケートによると「買い物の参考にする情報源はなんですか」の質問に対し60%の人が「新聞折込広告」との回答しています。
新聞購読率の高いシニアの購買意欲を後押しできる新聞折込広告は、まだまだ有効な広告媒体です。
Q:買い物の参考にしている情報源は?
必要な情報源であり、楽しみでもあるチラシですが「ごちゃごちゃ」「文字が小さい」などの「見にくさ」を感じている方が数多くいます
グラフからもわかるように「必要であり、楽しめる情報源」でありながらその反面「にくさ」につながる問題点も多数見受けられます。
「ヒビコレうつのみや」はこの問題を解消するためシニアの目線で「見やすく、わかりやすく、伝わりやすく」を心がけた紙面レイアウトを行っています。
一例として、デジタルの台頭と比例し、文字組は横書きが主流ですが、シニアは読書率も高く縦書きに親しんできた背景を踏まえ「縦書き」を多く使用したレイアウトにしています。
また、文字も大きく、文字間、行間も「見やすい」ことを第一に考えデザインしています。
Q:チラシのイメージを教えてください
(公財)新聞通信調査会が行った「2020年全国メディア接触・評価調査報告書」によると毎日、新聞を読む人の世代別割合は
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70代:82.9%
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60代:77.7%
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50代:66.6%
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40代:43.1%
という結果が報告されています。
40歳以上に向けてサービスや商品のPRを行う際に日々の週間としての「新聞を読む」行為と切り離せない新聞折込は接触頻度も高く有効的です。
シニアとデジタル
インターネットは誰にとっても身近で当たり前のものに
総務省の「通信利用動向調査」によると、60代以上でもスマートフォンの方がパソコンよりも活用されていることがわかります。
スマートフォンでのPRや告知は、シニアに向けても有効と言えます。
シニア世代のSNS利用状況
2023年8月に発表されたNTTドコモ モバイル社会研究所からシニアのLINE利用率が初めてメール利用率を上回る結果が報告されました。
2018年はメール:57% LINE:28%とメール利用が2倍の差がついていたものの、2022年には66%で同位になり、2023年に逆転しました。
シニアのインターネット利用目的は天気やニュースサイトなどでの情報検索やSNS利用が高く、eラーニングやオンラインゲームなどは低くなっています。
ホームページやブログ閲覧での利用も高く、シニアにとってインターネットはとても身近で便利なものとなったと言えます。
多くのシニアのインターネット利用が増加するに伴い、スマートフォンが普及し、LINEの利用率が高くなっています。
シニアに限っていうとLINEに比べFecebook、X(Twitter)、Instagramの利用率には大きな変化が見られません。
家族、友人・知人とのコミュニケーションの取りやすさや、分かりやすく使いやすいインターフェイスなどがLINE使用率の高さの要因でしょう。
この結果から、シニアに向けた商品やサービスであれば、メールマガジンやLINEでの積極的な発信が有効となります。
ヒビコレうつのみやは定期的なメールマガジンの配信、LINEでの発信でシニアにアピールしています。
UCDA /ユニバーサルデザイン
ユニバーサルデザインとは、直訳すると「すべてに共通するデザイン」または「普遍的なデザイン」という意味の言葉で、老若男女や妊婦、外国人、障がいの有無を問わず、誰もが利用できる施設、仕組み、サービス等に関するデザインのことです。
ユニバーサルデザインは「初めてでも誰もが障壁なく使えるデザイン」です。
ユニバーサルデザインには7つの原則があり、それぞれガイドラインが設けられています。どの原則も「誰もが使いやすい」という考えを実現するための重要な原則です。
また、各原則には細かな要件が設定されています。
ユニバーサルコミュニケーションデザイはユニバーサールデザインから派生した「多くの人がわかわかる」ように情報デザインを改善する考え方です。
【ユニバーサルデザインの基本要件/7原則】
1. 公平であること
2. 柔軟性があること
3. シンプルであること
4. わかりやすいこと
5. 安全であること
6. 身体への負担が少ないこと
7. スペースが確保されていること